Ritsuko
Naito
2023年サラブレッド&とねっこカレンダー
今年もサラブレッド&とねっこカレンダーの2種類のカレンダーを作ることが出来ました。しかし、申し訳ありませんが、紙代等が2・3割上がっており、値上げさせていただく事となりました。どうぞご理解下さい。
サラブレッドカレンダー 2,500円(税込)
とねっこカレンダー 1,320円(税込)
ご購入ご希望の方はgoodsコーナーをご覧下さい。どうぞ宜しくお願いいたします。
今回はサラブレッドカレンダーの絵柄&作品説明をさせていただきます。
内藤律子
表紙 夢みる瞳
ウォーターナビレラの当才時の写真です。生まれて24日目、まだ、あどけなく母馬を感じられる一番安心できるところで何を感じているのでしょう。
吸い込まれるような瞳。何度も日記などでも書きましたが、怪我をして動けない私を力づけてくれた一枚です。
実物大かと思える大きさ、お楽しみ下さい。
1月 「ファイト!」
本桐牧場で2021年の冬、撮ったものです。日高山脈と馬が一緒の写真をと思っているのですが、なかなか撮れず、やっと撮れたと思えたものです。
昨年のJPSの写真展にも出品いたしました。この子馬達は今年デビュー。今から楽しみにしています。
2月 「雪まみれ」
こんなに雪が好きな馬も珍しいとおもえるくらい、放牧されると雪だまりにダイブして何度も何度もゴロを打っていました。
フカフカの雪で、私もダイブしたいくらい。気持ち良さをわかっているのですね。
3月 「私の宝物」
久しぶりに手応えを感じられた写真です。正直、そのように感じられるものは、年に何回しかありません。最近はお産を撮る機会も少なく、感謝です。
タイトルの「私の宝物」。今の放任、スパルタ主義に、変われば変わるものねと、牧場の人は笑っています。
4月 「桜に見守られ」
左がバスラットレオンの子馬時代。初子のせいか小さく、正直目立つような馬ではありませんでした。2019年版サラブレッドカレンダーの4月は母さんに乗っかっていましたね。
母馬は孤独を好む方でしたので、レオンは自分から仲間を求めるような積極的な子馬でした。
5月 「香しき朝」
新緑の緑とつつじの赤が美しく、なんとか表現したいと思い、親子馬達のパドックへ。
2組の親子が近づいてきました。珍入者の私を威嚇しようか、それとも美味しそうな草を食べようか迷っているようでした。
6月「空と海と僕らの牧場」
この牧場の広がりがうらやましい。子馬達が近づいてきて遊ぼうと誘います。
私も仲間と思ってくれているのは嬉しいのですが、近づきすぎです。お願い、その位置にいてと思いつつ後ずさりする私がいました。
7月 「寝かせておいてね」
近づいても爆睡中。ちょっと気づいた彼氏も「寝かせておいてね」とそのまま動かずでした。母さん達が仲良く、また生まれた日にちも近かったので、遊ぶのも一緒。そしてお昼寝も。それでも、なかなか見られない密着度でした。
8月「聖者のごとく」
オグリキャップ 2009.8.5 24歳
亡くなる一年前の姿です。朝霧の中、ゆったりと草を喰む姿も絵になりました。
メラノーマのため、痩せてきていましたが、それを感じさせない角度をいつも探していました。
9月「光織りなす朝」
デジカメを使い始めたばかりの2011年に撮ったものです。まだうまく使いこなせず、撮ってもそのままにしていました。
今回、古いデータを見返して出てきました。今、この古い木はなくなり放牧地の雰囲気も変わってしまい、貴重な風景写真となりました。
10月 「秋ごよみ」
若駒が放牧されてすぐ、何かに気を取られて、動きが止まった一瞬。私も息を止めて次の動きを逃すまいと構えました。なんだろうと目を合わせる若駒の瞳に親しみを感じ、嬉しくなりました。
11月「からまつ林のステージ」
フィルムで撮ったものです。からまつは普通の落葉樹が散ったあと、最後に秋を感じさせてくれる防風林です。
からまつが散ると色がなくなり、いよいよ冬到来。早めの雪とからまつのコラボは美しく、若駒の躍動を引き立たせてくれました。
12月 「幻想曲」
私の写真集「サラブレッド浪漫」の最後を飾った写真。いつかカレンダーに使いたいと思っていました。実際は3月の早春の雪景色です。春霞の中に浮かんだ馬のシルエットはそれぞれの未来を予感させる写真かと思っています。
次回の更新はとねっこカレンダーの絵柄紹介を予定しています。