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UHB「~人馬一生~ 斎藤佑樹サラブレッドを訪ねて」に出演して
11/20(日)マイルチャンピオンシップ(GⅠ)の日、UHBで16時半より
「~人馬一生~ 斎藤佑樹サラブレッドを訪ねて」が放送されます。
その番組に私も出演させていただきました。
なぜ私に声がかかったのかと思い、伺うと、カメラ好きの斎藤さんにサラブレッドの撮り方を教えて欲しいとのことでした。私には、人に教えるなどということが出来ないと言いましたが、熱心に誘っていただきました。
企画書には、サラブレッドの生産牧場~育成牧場~競馬場~スタリオン~功労馬を訪ねるというもので、そしてそれぞれの担当者にお話を伺うということでした。
今は生産牧場での撮影がほとんどですが、私も競馬場、育成牧場、内国産種牡馬(スタリオン)、生産牧場、ここでハギノカムイオーと出会い、また競馬場へ。そしてハギノカムイオーの最後を見取るまで、いろいろとサラブレッドの一生を見てきました。
レースを見たことも馬券を買ったことも、ましてや牧場など行ったこともない斎藤さんに、サラブレッドの魅力を感じていただくというのもいいかなあと思い、出演させていただきました。
写真展までも行っているという斎藤さん、カメラを構えている姿も決まっていました。まず、いま私が毎日のように通っている三嶋牧場で子馬と対面していただきました。子馬と言ってももう250kg以上あり、またみんな好奇心旺盛であっという間に囲まれてしまいました。
まだサラブレッドに慣れていない斎藤さんには、ちょっと刺激が強かったかもしれません。ゴメンナサイ。
でも、この可愛さを知って欲しかったのです。首差しをなぜて欲しかったのです。この真綿のような感触を感じて欲しかったのです。いつもは食いついてくる悪戯っ子も今日は遠慮していましたね。サラブレッドに慣れていない人がわかっているかのように…。
この子馬たちには、もうすぐお母さんと分かれるという大きな出来事が待っています。それは全生き物共通の試練かもしれませんね。
怪我をしてしまう子。ストレスで病気になってしまう子。もちろん、あっさり受け入れてくれる子もいます。
この離乳の仕方でも、私が初めてお邪魔した頃とはやり方も変わってきています。少しでも子馬の負担を軽くしようと、牧場の方の努力が続きます。
私がいま夢中になって撮っているのが、子馬の誕生から離乳を経て、次の育成場へ行くまでの約1年半。子馬が自由に遊び、体力をつけ、どの馬も「未来のダービー馬、オークス馬」と言われる夢溢れる時代です。
次に斎藤さんとお邪魔したのが、JRAの育成場でした。子馬が競走馬としての第一歩を踏み出すところです。一才の夏から秋にかけて、厳しいトレーニングの開始です。またここはBTCの研修生の育成をも行っており、緊張した雰囲気に満ちていました。
北海道競馬場、スタリオン、引退馬施設へと駆け足の道中でしたが、本当に担当の方々の熱い語りに圧倒されました。私も馬好きの気持ちは負けないと思うのですが、皆さん楽しそうに自分の仕事を語ってくれました。なぜか私も嬉しくなりました。とても大変な仕事ですが。やりがいのある、夢を見られる仕事だと思います。
斎藤さんはどう感じられたのでしょうか?画面から読み取って下さい…。私は正直、慣れない仕事で疲れました。私は子馬に囲まれているのが一番です。これからも子馬とともに成長?していきたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします。
内藤律子
☆放送では私の写真も何点か見ていただけます。
☆放送翌日の11月21日から、2023年3月31日までUHB公式YouTubeでも配信されます。