兄妹の血？

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　日高の牧場では近年、エゾシカの被害が急増しています。群れで放牧地に侵入し、牧草を食べてしまうのです。そのため、牧柵をネットでおおったり、電柵を張ったりして対策をしている所も見られます。
　さて、当の馬たちはというと、エゾシカの出入りにすっかり慣れていて、たいていは集団で遠くから見ているか、いつものことと無視するかです。
　ところが、ソイカウボーイは違いました。１歳になってすぐの１月でしたが、たったひとりでエゾシカに近づいていき、果敢に追い払ったのです。カッコイイ！　こうした行動は、大人の馬にはたまに見られますが、子馬ではあまり見たことがありませんでした。
　しかしつい先日、同じような場面に遭遇しました。牧草に群がる、ずうずうしいエゾシカを撃退したとねっこは、シャイニングサヤカ18。ほかでもない、ソイの妹だったのです。兄妹って、こんなところも似るものなんですね。
　それにしても写真、ヘタですね。せっかくのチャンスを絵にできていない。作品になっていません。
　自由に牧場で写真を撮らせていただけるチャンスは、だれにでもあるわけではありません。牧場の自然の風景、営みを、これからも撮り続けていきたいと思います。
　来年も、よろしくお願いいたします。

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１２月２１日　内藤律子
 

 

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