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極寒の風物詩

 極寒の日高地方では、お産のシーズンが始まりました。生まれたばかりの子馬たちが、馬服を2枚重ねにしてもらい、元気に飛び跳ねています。
 マイナス15℃を下回る朝が続いた1週間、期待したダイヤモンドダストが出たのは1日だけ。そのたった1日に、面白い写真が撮れたように思います。半年寝かせ、それでも飽きなかったら、来年のカレンダーを飾ることになるかもしれません。乞うご期待!
 さて、サヤカのいる牧場では、この時期に男の子と女の子の放牧地を分けるのが、毎年の風物詩です。マリア君たちボーイフレンドと別れ、苦手なお姉さんたちの中で、イライラをつのらせているサヤカ。また私に当たられては大変と、作戦を変更してみることにしました。
 とりあえず、毎日毎日、コンタクトをとる。以前は、ちょっと乱暴なサヤカのタッチに合わせていたのを、やさしくやさしく、ソフトタッチに変えて。サヤカが身体を触ってもらいたいのは確かなので、ずうっと付き合っていると写真が撮れません…。
 そんな矢先、サヤカが脚元をちょっと痛め、2、3日、片脚を引きずっていました。夕飼も残したといいます。この一族が食事を残すのは一大事。いつも、飼葉桶をなめるようにきれいにしているのですから。
 その時に撮った表情は、耳を倒していません。可愛いでしょ?
 幸い、脚はたいしたことはありませんでした。これからも、いつも見ていたい。サヤカとの会話は、まだまだ続きそうです。

2月18日 内藤律子

今年生まれのとねっこたち

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黄色の下に緑色の馬服を重ね着しています
(2019/2/6撮影)

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こちらは同じ緑色を重ねて
(2019/2/13撮影)

シャイニングサヤカ18

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耳を立てて柔和な表情に。ね、可愛いでしょ
(2019/2/9撮影)

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ポジション(右)にはかなわない。女同士はむずかしい!
(2019/2/10撮影)

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