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「サラブレッドカレンダー」バックナンバーのご紹介
〜2010年、2011年編〜

 2009年のオグリキャップカレンダーにより、カレンダーを作る楽しさを味わった私は、「次はサラブレッドカレンダーだ」と作り始めました。それから11年、やはり、そう簡単なものではありませんでした。
 日本ですし、やはり四季は大切です。1年中、日高にいるのだからできそうなものですが、容易なことではありませんでした。
 春は子馬の誕生から、成長を追いかけているので撮れそうですが、雪解けの背景は絵的にアウト。放牧地のボロばかりが目についてしまいます。夏は、馬体にアブがついて回ります。また、夏バテの表情はいただけません。
 この40年で、牧場の育成体制も変わりました。今では日高も夜間放牧が普通になりました。反対に、昔の写真を掘り起こして使っているのかもしれません。だって、今では朝日の中、元気よく走り出す若駒の写真が撮れなくなったのですから…。

 以下、おおまかに収録作品をご紹介します。
 2010年の表紙は、額の星の可愛さに惚れました。
 2月、まさしく元気よく放牧地に放たれた時の写真です。
 3月は私の愛犬です。11年5月、12年3月にも登場します。牧場生まれで、どこへ行くにも私と一緒。馬のそばで遊んでいました。
 7月は、私の写真にはあまりない、人が入った珍しい作品です。牧場の暖かな雰囲気が気に入っています。
 8月、新冠川の対岸の放牧地に向かう親子。水害の後に護岸工事され、今では撮れなくなったショットです。
 11月、私の自宅から出て20歩目の風景。
 12月、樹木の青い影が美しく、そこに1歳馬が絡むのを待って撮ったものです。

 続いて2011年です。
 表紙は、「オグリとキンギョ」。猫のキンギョのあまりに堂々とした姿に惚れました。
 1月、こんなに雪の多かった時もあったのです。朝、放牧すると、新雪の中、まるで泳
いでいるように、嬉しそうに走って行きました。このように群れで走るのは、牝馬の方が多いですね。
 3月、ホッカイセレスの初子でした。お乳を飲んだ後、お母さんがじっとしているので、行き来していました。
 7月、11日に亡くなったオグリキャップの一周忌でしたので、10年に撮った写真を詰め込みました。
 10月、沢山のカメラマンが撮っている人気のスポットですが、私的にはこれ以上の写真がなかなか撮れません。それでも、何度もトライさせていただいています。
 11月、のちにキタサンブラックも育成された育成場です。あまりの雄大さに度肝を抜かれ、麓の旅館に連泊し、初めは歩いて通っていました。もう30年近く前のことになります。

 次回は、12〜13年サラブレッドカレンダーの解説をいたします。写真についてのお問い合わせも受付中です。 
*Goodsコーナーで、カレンダーのバックナンバーを販売しております。

        

          

11月25日 内藤律子

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